喪女オタク日記

オタクなんだよな。

喪女じゃなくなりそうだった話

 

初めまして、喪女です。

 

タイトル通り、ついこの間、喪女じゃなくなりかけるという事件(私の中では)があったが、恥ずかしくて知り合いに話せるようなことでもないし、でも私の中では大事件だったからどこかに書いておきたいし。

ということでここまで辿り着いたので、書き残しておこうと思う。

 

注意 

ここでいう喪女とは、男性と付き合ったり突き合ったりしたことがない女を指します。

この記事には進撃の巨人のネタバレが含まれます。

 

 

はじめに

私は今度の四月で彼氏いない歴20年を迎えようという年季入りの喪女だ。

 

最後に男の子といい感じになったのは多分幼稚園の時だったと思う。(※あんさんぶるスターズの瀬名泉くんを除くとするならば)

小学校の時はとてもいじめられていたので惚れた腫れたの話をしている場合ではなかったし。

中高は文化祭ですら男子禁制の厳しい女子校だったので彼氏なんか作れる環境ではなかった。

まあ、居る人は居たけどね。

…………^^;

そんな私にも夢がある。

それは「20歳になるまでに彼氏をつくるよ〜ん♪」ということだ。

12歳くらいからずっとそういった目標を掲げて生きてきた。

 

あと一ヶ月になってしまった。笑

 

 

と、いうことで。

 

12歳からの夢があと一月たらずで永遠に叶わぬものとなってしまうことに気づいて、今更焦った。

中高は女子校だったというものの、現在学生、弊学は共学である。

学校に出会いはいくらでもあるはずだ。現に、弊学友人(モテモテ強者女性)は、「大学って超高級コンパだよね〜(笑)」と言っていた。ちなみにこの子は結局バイト先の先輩と付き合っている。なんやねん。

 

とにかく、男女比そこそこ女子が多い学部とはいえ、当然中高に比べて男の子うじゃうじゃいるし、みんな恋愛したそうな雰囲気はある。

じゃあなんで学校で彼氏ができないの〜?泣

学校に行っていないからである。

1年次、特に後期、全く学校に通っていなかったせいで、学校に知り合いが居ないんだよね。

 

前期は割と通ってたんだけど、夏休み前に現場のために必死で働いて(当方はかなりのオタクです)サボってからというもの、夏休み明けても全然大学に行くことがなくなってしまったのである。

大学に行かないということの是非は置いておいて、そんなに馬車馬のごとく労働していたならバイト先で彼氏作ればいいじゃん!とお思いかもしれない。

バイト先、女の子しかいないんだから

お客さんは八割がた男だけど、働いている人間は十割、100パーセント女の子しかいない。ちなみにお客さんと付き合うことはできません。連絡先交換したらクビになりますので

マッチングアプリという手も考えたが、なんか嫌だった。喪女が我儘いうなと思うだろうが、なんか嫌なのだからしょうがない。ていうか身分証送らなきゃいけないところからやだし。

詰んだ〜😭

と思っていた。

 

ちょうどその頃彼氏がいないよぉということ以外にも悩みがあり、満身創痍オタクと化していた私は、ついついインスタグラムの親しい人(顔見知りを全員ぶち込んでいる)ストーリーに「疲れたな……🥲」と意味深(笑)投稿をしてしまった。

普段はそういうタイプを馬鹿にすることで生計を立てているのですが……

まあ他人はダメでも自分はいいということは多々ありますゆえ

 

そうしたら、来た。

 

「どしたん、話聞こか?」

 

が来たーーーーー!!!!!!

 

帰り道の駅でたまたま会って一瞬会話した流れで無理やりインスタを交換してもらった友達の友達のTくんからどしたん話聞こか的なDMが来た。

嬉しすぎて悩みとか吹き飛んだし、happy

 

そこからTくんとのDMのやり取りが始まった。

Tくんは同じ大学の別学科の男の子だ。おしゃれな人が多くて怖いというイメージの強い学科だったけどTくんはめちゃくちゃ優しかった。

男の子とDMのやり取りとかしたことないし、こちら側は何一つ面白いこととか言えなかったが、「自分男の子とDMさせていただいております」ということだけでhappyすぎ。

 

瞬間的に会う約束が決まった

やっぱり手慣れている人は違うな

わたしは「おはよう」「今日もバイトです」「おやすみ」等の時報を送り続けているだけだと思っていたが、いつの間にか会う約束をしていた。バイト地獄の私の休みにわざわざ休みを合わせてくれたようで、好きになっちゃうって🤬と内心ブチギレながらも、一緒にお花見に行きましょう♪ということになった。

花見楽しみすぎワロタ

男の子と出かけるの楽しみすぎワロタ!!!!!(素直)

持っている服の中で一番エロいとされている肩が丸出しのニットワンピースを着て、全ての毛を剃るなどして全身の準備を整えた。

 

あ〜ん、桜が綺麗〜♪

(画像貼り付け方がわからなかったので感想にて失礼します。)

と言いつつも私の頭の中は今後どうやって持って帰ってもらうかでいっぱいだよね(当然)

なんか疲れたな、てか、休憩せん?ホテルで。いやなんもせんって、休憩するだけ笑というヤリモク丸出しのセリフが502回ほど口を吐きそうになったが、我慢した。

シラフで二、三回しか会ったことない相手と二人きりというのはなかなかきちぃけど、男の子とサシでかなりテンションが上がっていたのと、牛串が美味かったのでなんとかなった。牛串ありがとう

 

桜は本当に綺麗で見れてよかったね♪という感じだったが、特に何も起こらず、花見が無事に終わって渋谷に移動した。

渋谷で私は絶対に終電を逃したい。私の終電が23時30分だったので23時30分まで居酒屋を絶対に出ないようにしなければならないと思っていたが、なんと居酒屋の閉店時間の関係で、店から23時で追い出された。

私は死ぬほどの牛歩で駅まで向かい、ハチ公の前で「う〜ん、終電が後3分なんだけど、どう思う?笑」とグダった。

ちなみにその時は23時10分くらい。なので嘘である。

恥ずかしげもなく終電を逃そうとする私に呆れたのか(被害妄想)Tくんが「じゃあ、うちくる?」と言ってくれた。

 

♪───O(≧∇≦)O────♪

 

行く〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(^_^)

 

私は快諾して相手の家へ向かう電車に乗り込んだ。快諾すぎて、「うちk「いく!(^_^)」くらいだったけど。

Tくんの最寄駅は渋谷からそこそこ電車乗ったところにある。電車の中で軽快にトークしつつ私の心はもう覚悟できてますよ♪くらいの気持ちだった。スーパーで二人で買い物して(男の子とスーパーで買い物するの夢だったので嬉しい♪)クソ重たい袋を持っていただきながらTくんのお家へ向かった。

 

人生初めての男子(一人暮らし)の部屋で、怯えることなかれ

「部屋汚いから3分くらい待ってて〜」と言われて部屋の前で座り込み運動をしながら待っている間、さすがに心臓がバグバグすぎて死にかけていた。ていうか、部屋女連れ込めないくらい汚かったのか。私は約束した日から上がり込む気満々だったけどね。

 

3分待っててと言われたけど体感10分くらいしたころTくんが部屋に上げてくれた。文句つけるな。

うわぁ〜、これが男の子の部屋かあ〜♪

と思っていると、「そうだよ〜(^^)」と言われた 読心術かな?

Tくんの部屋はめちゃくちゃ洒落ていてすごい。なんか良い香りしたし薄暗くてカッコよかった。私は子供部屋和室界隈おばさんなのでおしゃれな同い年の子の部屋が怖くて泣いた。

 

私としたことが、Tくんの部屋に上がり込んでから気づいた。かなり手持ち無沙汰なことに。

私はその気があったが、じゃあ始めましょうか(^^)みたいな感じで言ったら通報されるかもしれないし……

性犯罪で留置所は嫌だ!

こういう時って何すればいいの?

Tくんもそう思っていたのか、「なんか見る?」と声をかけてくれて、Tくんが途中まで見ていた進撃の巨人を見ようということになった。

あのね、

それが大きな間違いだったんだよね。

私は進撃の巨人なんかとっくに全部見てるし、アルミンが好きだし、しかもライナーとベルトルトの正体がバレるところなんて何百回も見たし、いい感じに見つつもいい感じにいい感じの感じを出せるだろうと思っていた。

いいえ

進撃の巨人は何度観ても引き込まれてしまうんだから

 

私は進撃の巨人にめちゃくちゃ集中していた。Tくんもめちゃくちゃ集中していた。

あのさ、ユミルとヒストリアの関係が美しすぎて、自分がみっともなく感じるしさ🥲えーん

 

気づいたら二期の最後までしっかり観てしまった。

でも、うわ、二期終わった〜面白かった〜!!!!!

と思っていたらTくんと距離がめちゃ近いことに気づいた。しかもめっちゃ見つめあっているし、部屋は静かだし、手がふれあっているし

これいけるジャン(キルシュタイン)

まだ希望あるジャン!(キルシュタイン)

さっきユミルとヒストリアに比べて自分がみっともないと思い知ったのも忘れて私のテンションはまた男の子最高!!に戻っていた。

さすがに向こうもめちゃくちゃその気っぽかった。

手握られて、

顔がめっちゃ近くて、これは

 

私「……」

Tくん「……」

エレン「お前、そんな意識でリヴァイ兵長が満足すると思うか!?!?!?」

 

お前さ、うるさいんだよ(千賀健永)

 

なんと流し見で三期が始まっていたのだ!!!なぜ止めておかなかったのか。

エレンの叫びを無視できるほど浸りきれていなかった私は、ディズニープリンセスみたいな邪魔のされ方したのが面白すぎて爆笑してしまった。

それまで割とみんな空気読んで静かにしてくれていたのに、ジャンのガサツが許せなかったエレンが大声を上げたせいであと一歩のところを邪魔された。そういうとこだよ?エレンさん

 

何の成果も得られませんでした

せっかく家に行くまでのところへ行ったというのに、進撃の巨人が面白すぎて、結局ただの進撃の巨人鑑賞会になってしまった。

いい雰囲気になってもエレンさんに邪魔されるし。

 

皆さんにお伝えしたいことは、気になる異性の部屋に行ってもしくは呼んで、手持ち無沙汰でも絶対に進撃の巨人は見ないでくださいということだ。

 

バイト先の後輩にその話をしたところ「天気の子を見るべき、私は男を呼ぶたびに見るが最後まで見たことがない」「新海誠には悪いが、利用させてもらう」との回答を得ることができたので、次は絶対に天気の子にしようと思います。※天気の子を貶す意図はございません。